なぜ虫歯はできるのですか?
2023年5月15日
虫歯は、歯を溶かす細菌によって引き起こされる口腔の病気です。細菌は、食べ物や飲み物に含まれる糖分を餌にして、酸を生成します。この酸が歯を溶かして虫歯になります。
虫歯は、乳歯から永久歯まで、あらゆる年齢の人に起こる可能性があります。しかし、虫歯のリスクを高める要因がいくつかあります。
- 不十分な歯磨き:歯をきちんと磨かないと、歯に食べ物や飲み物に含まれる糖分が残り、細菌が繁殖しやすくなります。
- 砂糖分の多い食事:砂糖分の多い食べ物や飲み物を頻繁に摂取すると、虫歯のリスクが高まります。
- 唾液の量が少ない:唾液には、歯を溶かす酸を中和する働きがあります。唾液の量が少ない人は、虫歯のリスクが高くなります。
- 遺伝的要因:一部の人は、虫歯になりやすい遺伝子を持っています。
虫歯の症状には、次のようなものがあります。
- 歯の痛み:虫歯が進行すると、歯が痛むことがあります。
- 歯のしみや黒ずみ:虫歯が進行すると、歯にしみや黒ずみが生じることがあります。
- 歯が柔らかくなる:虫歯が進行すると、歯が柔らかくなることがあります。
- 歯が欠けたり割れたりする:虫歯が進行すると、歯が欠けたり割れたりすることがあります。
虫歯の治療には、次のようなものがあります。
- フッ素塗布:フッ素は、歯を虫歯から守る効果があります。
- 歯のクリーニング:歯医者で歯をクリーニングすることで、歯の表面に付着した食べ物や歯垢を除去することができます。
- シーラント:シーラントは、歯の溝を保護するプラスチックの薄い被膜です。
- 詰め物:虫歯が小さい場合は、詰め物で治療することができます。
- かぶせ物:虫歯が大きい場合は、かぶせ物で治療する必要があります。
- 根管治療:虫歯が神経まで達している場合は、根管治療が必要になることがあります。
- 抜歯:虫歯がひどく、他の治療法では治らない場合は、抜歯が必要になることがあります。
虫歯を予防するためには、次のことに注意しましょう。
- 歯をきちんと磨く:歯を1日2回、2分間かけて磨きましょう。
- 砂糖分の少ない食事をする:砂糖分の多い食べ物や飲み物を避けましょう。
- 水をたくさん飲む:水は歯を溶かす酸を中和する働きがあります。
- 定期的に歯医者で検診を受ける:歯医者で定期的に検診を受けることで、虫歯を早期に発見することができます。
虫歯は、誰でも起こりうる病気です。しかし、虫歯の予防にはさまざまな方法があります。虫歯の予防対策をしっかり行い、健康な歯を保ちましょう。
佐世保歯医者、佐世保歯科医院で虫歯の治療や予防についてご相談ください。
監修 大串 博
歯科医師臨床研修指導医
日本歯周病学会 専門医
日本口腔インプラント学会専門医
日本臨床歯周病学会 歯周病指導医・認定医 ・歯周インプラント指導医
日本顎咬合学会 認定医
日本アンチエイジング歯科学会認定医
日本歯科医師会認定産業歯科医
インビザラインダイヤモンドドクター
日本審美歯科学会会員
日本血液学会会員
点滴療法研究会会員 高濃度ビタミンC点滴療法認定医
日本歯科医師会会員
「鬼手仏心」
歯科医になった時からの座右の銘です。
生涯常に研修・精進、メスを置くまで終わりのない道を登り続けます。