佐世保矯正歯科|⼝ゴボは治せる︖
2023年4月3日
マウスピース矯正・インビザラインで⼝ゴボは治せる︖
皆さん、こんにちは。長崎県佐世保市にあるスマイルライン歯科・矯正歯科佐世保です。
歯並びの乱れや、上下の歯のかみ合わせに悩み、矯正治療を検討されると思います。旧式のワイヤー矯正は多くの症例に適用されてきましたが、最近はインビザライン多く用いられます。
特に、口ゴボ(くちごぼ)という歯並びの状態であった場合、インビザラインで治せる場合が飛躍的に広がりました。
口元が前方に突き出るようなフォルムをしており、口元の印象に、横顔のシルエットに悩む方も少なくありません。
特に昨年よりCT画像とインビザラインiTeroスキャナ画像が統合され、どこまで前歯を下げることが出来るかワイヤー矯正より遥に正確に診断出来るようになりました。
(一部のインビザラインを導入した歯科医院のみ対応可能です)
このような画像で診断出来ます。
旧式のiTeroではこのような診断でした。
正確な骨の厚みがわからないのです。
そこで今回は、マウスピース矯正・インビザラインで口ボゴの改善について、詳しくご紹介していきます。
口ゴボとはどんな歯並びか
SNSなどでよく見聞きする「口ゴボ」でありますが、実は造語です。口元がゴボっと前にでている歯並び・かみ合わせの状態を指し、そのような呼び名がここ十数年の間に浸透しているようです。
また、口ゴボの定義は「口元が前に突き出ている」状態であることにつきますが、歯学では「上下顎前突(上下顎前突)」が口ボゴと呼ばれる状態に近いでしょう。
あまり聞き慣れない名称ではないかと思いますが、「上下顎前突」は上の顎・下の顎ともに正常値よりも前に位置している状態を指します。
皆さんも馴染みがあるであろう「出っ歯」の正式名称は、上顎前突(じょうがくぜんとつ)です。上の顎のみが、前方に突き出ている状態であります。
また、出っ歯も骨格性タイプと、骨格性タイプに分類され、出っ歯であった場合も「口ゴボ」と認識されるケースもあります。
口ゴボはインビザラインで治せる
口ゴボの状態になってしまう原因は、2つのタイプに分類されます。
1つ目は、歯の生える位置や歯の生える方向が原因の口ボゴです。そういった歯の生え方だけに原因がある場合を、歯性タイプと呼びます。
歯性タイプの口ボゴであれば抜歯やIPRなどの処置を行うことで、歯を後方へと動かくスペースを確保できるので、口ゴボであってもインビザラインでの矯正治療が可能です。
2つ目は、歯の生える位置や方向ではなく、骨格的な原因があって口ゴボの状態になっているタイプです。
上下の顎の骨格自体が前に位置する骨格性タイプの口ゴボであります。歯性タイプの口ゴボであれば、歯の位置や角度を矯正治療することで改善できますが、骨格が原因であった場合は、インビザラインのみの治療では改善できません。また、骨格性の口ボゴであった場合は、外科手術が必要になります。
または、手術をしないで出来る範囲での治療となります。手術は麻痺や死亡のリスクもありますので出来るだけ避けたいのが人情でしょう。
外科手術を行う際には、術全術後に矯正が必要になりますが、手術を行う観点からインビザラインではなく、表側矯正が適応されることが多くあります。
口ゴボの影響
口ボゴであった場合、以下のような支障がでているケースもあります。
・ガミースマイル
口ゴボであった場合、笑った時に口元から歯肉が見える「ガミースマイル」であるケースも多くあります。
・口呼吸
上下顎が前に突き出るように位置するので唇が閉じづらく、結果として口呼吸となる傾向があります。成長期の口呼吸は、さらに口ゴボを助長させる原因となります。
また、口呼吸を常にしているとお口が乾燥し、むし歯や歯周病のリスクを高め、口臭の原因になったり、口からウイルスが侵入しやすくなったりします。
当院のインビザライン
当院ではカウンセリングの時間を十分にご用意し、患者さんがお悩みになる歯並びをどのように治療していくか、考えられる治療法をご案内しております。
患者さんの歯並びの特徴は一人一人異なり、口ボゴであってもインビザラインでの治療が可能である場合も少なくありません。まずは諦めずに、ご相談ください。
長崎県佐世保市にあるスマイルライン歯科・矯正歯科佐世保
監修 大串 博
歯科医師臨床研修指導医
日本歯周病学会 専門医
日本口腔インプラント学会専門医
日本臨床歯周病学会 歯周病指導医・認定医 ・歯周インプラント指導医
日本顎咬合学会 認定医
日本アンチエイジング歯科学会認定医
日本歯科医師会認定産業歯科医
インビザラインダイヤモンドドクター
日本審美歯科学会会員
日本血液学会会員
点滴療法研究会会員 高濃度ビタミンC点滴療法認定医
日本歯科医師会会員
「鬼手仏心」
歯科医になった時からの座右の銘です。
生涯常に研修・精進、メスを置くまで終わりのない道を登り続けます。