佐世保矯正歯科|マウスピース矯正の失敗例と原因
2023年4月5日
矯正治療の失敗例と原因
皆さん、こんにちは。長崎県佐世保市にあるスマイルライン歯科・矯正歯科佐世保です。
マウスピース矯正は歯科矯正の分野では、まだまだ新しい治療であるため、「マウスピース矯正での失敗例があるのではないか」、「ちゃんと治療が進んでいくのか」と、不安を抱いてしまう方がいらしても無理はありません。地域によってはほとんど経験ある歯科医師が居ないこともあります。
普段なかなか見聞きすることのない「失敗例」ではないかと思いますが、成功例ばかりではなく失敗例も把握し、失敗してしまう要因を回避していくことで、治療への不安も払拭できるのではないでしょうか。
そこで今回は、マウスピース矯正の失敗例と原因について、詳しくご紹介していければと思います。
マウスピース矯正での失敗例とは?
大切な身体の一部である「歯」を動かす治療だからこそ、失敗は避けたいと考えるのは当然であり、誰しもが成功を願い治療に挑むのではないでしょうか。
しかし、稀に思うような結果が得られず、悔しい思いをする患者さんも少なくともいらっしゃるのが現状であります。
では、どのような失敗例があるのか、確認していきましょう。
・長引く矯正治療
矯正治療は1~3年に渡る長期治療であることが大半です。矯正治療中に、むし歯や歯周病といったお口のトラブルが生じてしまうと、治療期間が長引くことになります。また、なかなか歯科医院に通えないといった事象が起これば、予定よりさらに治療期間が長くなることも少なくありません。計画的に治療を進めるためにも、お口の健康を守るためにケアを行い、通院を疎かにしないように心がけましょう。
事前に歯並びが悪くなった原因を理解し、その対応策をとることが大切です。原因を知らずに治療のみ行っても効果は半減しなかなか治りません。
・口が閉じづらくなった
歯を並べるスペースの確保が必要であったので抜歯で治療を実施した場合、歯を並べた時に隙間が出来てなかなか閉じきれないで治療が長引くことが多いです。
治療前には抜歯で以外の選択肢、非抜歯で行う事が可能か十分診断する必要があります。セカンドオピニオンで確認したりしましょう。
・口を開け閉めすると痛みを感じるようになった
矯正治療によって上下のかみ合わせにズレが生じてしまい、顎関節に負担がかかることで、口を開け閉めする時に痛みが出るようになることもあります。
見た目だけではなく、かみ合わせにも考慮した治療が基本となるので、顎関節症の治療が出来きてマウスピース矯正に長ける歯科医師のもとで治療を受けることも大切です。
顎関節症の治療が出来れば予防策も適切に判断出来ます。その知識無しに歯を動かすとトラブルの元です。
・すぐに後戻りしだした
マウスピース矯正に限ったことではありませんが、矯正治療によって動かされた歯は、元の位置に戻ろうとする習性があります。
それ以外の重要な要素は習癖です。
そのため原因に対策をしてない場合や、リテーナーの装着時間が不十分であったりすると、後戻りする確率も高くなります。
・仕上がりが理想とは違った
矯正治療では治療が困難な歯並びもあります。重度な受け口、出っ歯、叢生、過蓋咬合などであったのにも関わらず矯正を行ってしまった場合、満足いく結果を得られないこともあります。
どこまで自分の希望が叶うかもよく相談して治療を開始することをオススメします。
マウスピース矯正の特性を知ろう
マウスピース矯正は、知識や技術を持った歯科医師の適切な診断を受け、さらには定められた装着時間を守ることで、計画的に治療を進めることができるでしょう。
マウスピース矯正は歯科医師だけではなく、患者さんで行うマウスピースの着脱管理がとても重要となります。
患者さんと歯科医院の協力が大切です。
当院では、マウスピース矯正の代表的メーカー「インビザライン」での治療をご提供しております。
しかし、インビザラインマウスピースは矯正治療のただの道具にすぎません。歯科医療全般の詳しい知識があってこそ歯の矯正も上手く行きます。
私たち人間が生きる上で重要となる「歯」の治療をお任せいただく限り、一人でも多くの患者さんに「噛める喜び」「笑顔」を取り戻していただけるように、患者さんと二人三脚でマウスピース矯正治療に取り組んでいきたいと考えております。
マウスピース矯正をお考えの際には、お気軽にご相談ください。
長崎県佐世保市にあるスマイルライン歯科・矯正歯科佐世保
監修 大串 博
歯科医師臨床研修指導医
日本歯周病学会 専門医
日本口腔インプラント学会専門医
日本臨床歯周病学会 歯周病指導医・認定医 ・歯周インプラント指導医
日本顎咬合学会 認定医
日本アンチエイジング歯科学会認定医
日本歯科医師会認定産業歯科医
インビザラインダイヤモンドドクター
日本審美歯科学会会員
日本血液学会会員
点滴療法研究会会員 高濃度ビタミンC点滴療法認定医
日本歯科医師会会員
「鬼手仏心」
歯科医になった時からの座右の銘です。
生涯常に研修・精進、メスを置くまで終わりのない道を登り続けます。